鈴甲子雄山(すずきねゆうざん)は、創業100年の歴史をもつ節句人形専門店です。鈴甲子雄山の鎧・兜飾りは、初代「雄山」鈴木甲子八-きねはち-から受け継がれた本物の知識・技術が受け継がれており、本格的な作りをした人形が豊富です。
鈴甲子雄山の兜飾りは、さまざまな大きさ(5〜30号)を揃えているので、お部屋のサイズにピッタリの商品をお選びいただけます。本記事では、兜飾りをこれからお迎えしたいと考えている方向けに、他の人形との違い、歴史や魅力、選び方について詳しく解説します。
最後に、兜飾りのデザインを比較検討して選べるように、鈴甲子雄山の商品を紹介させていただきました。「他の商品と見比べた上で、気に入ったデザインのものを選びたい」という方の参考になると嬉しいです。
兜飾りとは:歴史と、飾る意味を理解しよう
五月人形には、兜飾りの他にもさまざまな種類があります。まずは五月人形の種類とともに、端午の節句に飾ることになった背景・歴史について紹介します。
- 五月人形と兜の関係性について
- 端午の節句に兜を飾る理由
- 兜の歴史:武具からお祝いの品へ
五月人形と兜の関係性について
五月人形とは、鎧・兜を身に着けた人形のことです。日本では古来より、端午の節句に五月人形を部屋に飾ることで、男の子の健康・安全を祈る(または、災いから守る)」という言い伝えられてきました。五月人形の種類は、主に以下の3種類に分けられます。
- 鎧飾り(兜、胴、大袖の3体一組の甲冑)
- 兜飾り(頭を守る武具「兜」を飾ったもの)
- 武者人形、子ども大将(鎧兜を着けた人形)
鎧飾りとは、兜・胴・大袖の3つの部分が一体となった甲冑であり、全身が揃った本式の五月人形になります。
兜飾りは、鎧飾りの略式です。頭部のみで構成された兜飾りは、種類やサイズ展開も豊富なため、好みのデザインやお家の飾るスペースに合わせてお選びいただけます。
武者人形・子ども大将は、兜と鎧を着用したお人形タイプの五月人形です。赤ちゃんのふっくらとした手や足、柔らかい表情が印象的なものが多いです。
いずれの人形も、子どもの成長を守るといった意味が込められています。五月人形の種類別(鎧飾り、兜飾り、大将飾り)の詳しい内容については、「五月人形の飾り方の種類は3つ! 特徴や選び方」にて詳しく紹介しています。
端午の節句に兜を飾る理由
端午の節句は、毎年5月5日に男の子の誕生を祝うとともに、その健やかな成長を祈る行事です。端午の端は「はじめ」という意味があり、端午(たんご)は5月最初の午(うま)の日を表しています。
奈良以降になると、午(ご)という文字の音が「5」に似ているなどの理由から、「5月5日は、端午の節句の日」になったという一説があります。そのような背景から、昔の人は5月の午日に、病気などの災いを防ぐために邪気祓いを行っていたと言われています。
兜の歴史:武具からお祝いの品へ
戦国時代では、武士たちは鎧・兜を「命を守る武具」として用いていました。江戸幕府以降、甲冑は武具ではなく、軒先や床の間に飾るものになります。
そして、それが端午の節句と結びつき五月人形として、お祝いの品として蘇ることになりました。
こうした流れが生まれた背景には、幕府将軍を世襲した徳川将軍家の風習によるものという一説も。徳川家では、お世継ぎが誕生すると、盛大なお祝いを行っていました。
特に武家の人たちは徳川家の風習に倣い、端午の節句に鎧や兜を飾り、盛大にお祝いするようになったそうです。当時の人々は端午の節句になると、大将を模した人形や、檜でできた兜(※檜兜と呼ばれるもので、現在の皇族のお節句でも用いられている)を外飾りとして軒先などの場所に飾りました。
明治以降になると、甲冑を製作する職人たちが「より盛大なお祝いをしよう」と、五月人形のデザインも多様化していきます。
本格的な作りをした鎧飾り・兜飾りが主流でしたが、現在ではライフスタイルの変化に伴い、オシャレなデザインのものや、コンパクトサイズの兜飾りなどが誕生しました。
兜飾りの種類と特徴
兜飾りの種類・特徴は、大きく分けると3つに分類されます。本項目では、それぞれの特徴について紹介します。
・実物を模した伝統的な兜飾り
・戦国時代の兜を模した兜飾り
・現代的なデザインの兜飾り
実物を模した伝統的な兜飾り
伝統的な兜飾りは、平安後期~室町時代に武士が着用していたものを模倣して制作しています。伝統的な兜の形は、主に以下の2種類です。
- 星兜……全体に尖った鋲(星)が打ち込まれている兜の形
- 筋兜……星兜を軽量化するために、星を打ち込まない状態で作られた兜の形
筋兜は、星を打ち込まなくても強度を保てるように設計されているのが特徴です。
また、兜の後ろの首の部分を守るために鉄の板に穴を開けて糸を通した部分のことを威(おどし)といいます。
威とは、鎧兜の小札(こざね)板を、革・糸で結び合わせたもので、さまざまな色の表現が用いられました。
- 色の種類
- 赤糸威(あかいとおどし)……赤色の糸を用いた威です。主に紅や茜を用いて染めていました。
- 緋威(ひおどし)……緋色の糸を用いた威です。緋というと赤のイメージがありますが、紅染めの赤は年月が経過すると黄色っぽく変色するため、鈴甲子では錆びた緋(錆緋)と表現しています。
- 紺糸威(くろいとおどし)……藍などで染めた紺色の糸を用いた威です。
- 黒糸威(くろいとおどし)……黒い色の糸を用いた威です。
- 表現の種類
- 裾濃威(すそごおどし)……裾が濃くなっているグラデーションを表現した威です。季節の移り目を表現しています。
- 匂威(においおどし)……裾にかけて薄くなるグラデーションを表現した威です。花の香りを表現したりするのに用いられます。
- 沢瀉威(おもだかおどし)……さまざまな色の糸を使用し、三角形に編んだものです。
また、威に糸を用いたものを糸威(いとおどし)、革を用いたものを革威(かわおどし)と呼びます。
戦国時代の兜を模した兜飾り
兜飾りのデザインには、有名な戦国武将をモチーフにして作られたものがあります。戦国時代の武将たちは、兜を頭部を守る防具としての役割の他にも、武将の威厳・思い・地位や個性の表現方法として用いていました。
五月人形の兜飾りの中でも、特に人気がある武将は以下のとおりです。
- 伊達政宗……仙台藩の初代藩主。
- 織田信長……戦国時代~安土桃山時代にかけて活躍した武将。
- 徳川家康……江戸幕府を開いた天下人。
- 上杉謙信……「越後の虎」と呼ばれた戦国武将。武田信玄との一騎打ちで有名に。
- 真田幸村……関ケ原の戦いで有名になった戦国武将。
伊達政宗公
伊達政宗公の兜は、黒い兜に三日月形の大きな前立が添えられています。兜の形は、筋兜を改良したものです。伊達政宗公の兜には、筋の間数を62間にした六十二間筋兜という兜が用いられています。
織田信長公
織田信長公は、桶狭間の戦いで今川義元を討ち取り、勢力を拡大していったことで有名な戦国武将の1人。織田信長公の兜は、現在残っているものがありません。鈴甲子雄山では信長のエピソードから個性を紐解き、雄山が考える「織田信長公」の兜を製作しました。
信長公はこれまでさまざまな家紋を使用していますが、その中でも最も知られているのが5弁の形から成る「織田木瓜(おだもっこう)」というものです。
雄山が制作した織田信長公の兜には、桃の形をした鉢に(※桃形と呼びます)、家紋の「織田木瓜」と「馬蘭(ばりん)」が後光になるようにという思いを込めて、前立のデザインに添えました。
徳川家康公
徳川家康公は、江戸幕府の初代将軍です。家康公が戦に用いた兜は、別名「吉祥の兜」と呼ばれ、関ヶ原の戦いなど重要なシーンで用いられてきました。兜の形は、大黒頭巾といって大黒天様が被る頭巾の形を模しています。
前立のデザインは、繁栄を意味する歯朶(シダ)の葉です。根本の部分には獅噛み(しかみ)が施されており、「獅子が厄に嚙みついて退治してくれますように」という願いが込められています。
上杉謙信公
上杉謙信公は、敵将・武田信玄の領国である甲斐が塩不足に苦しんでいると知った際に、甲斐へ塩を送らせたというエピソードも有名です。上杉謙信公の兜は、三日月に日輪を乗せた「日輪弦月(にちりんげんげつ)」という前立が施されています。兜の鉢は、防御力に優れていたとされる頭形を用いています。
真田幸村公
真田幸村公は、真田十勇士を率いたヒーローとしても有名な武将です。真田幸村の兜も、織田信長公と同様に現存する兜がございません。鈴甲子雄山では、大阪城下にある銅像のデザインをモデルとし、アレンジを取り入れつつ兜を製作しました。
鉢の形は戦国時代に人気のあった頭形を採用しており、前立には決死の覚悟をあらわす六文銭と、横には鹿の角があしらわれています。
現代的なデザインの兜飾り
現代では洋間のある家が増えてきたなどの理由から、兜飾りのデザインも多様化しています。「お部屋の雰囲気を壊したくない」という場合であれば、インテリアにマッチするようなデザインを選ぶといいでしょう。
ここでは、現代的なデザインをした兜の一例をご紹介します。
白木をベースとした柔らかい兜
お部屋のインテリアが白を基調としている、またはナチュラル系のお部屋である場合は、白木をベースに金の金具、柔らかいパステル系の色をした糸を組み合わせて制作した五月人形はいかがでしょうか。
鈴甲子では、天賦之兜というシリーズの空、藤、大地、華、葵などで展開しています。
商品サイト:天賦之兜(鈴甲子雄山)
黒の艶消しのシックなデザイン
お部屋のインテリアがモノトーン調の方向けに作られた、黒を基調としたシックなデザインの兜飾りです。鈴甲子雄山では、天賦之兜(群青)などを用意しています。
「少し艶のあるシックなデザインの兜飾りを探している」という方には、半艶仕上で高級感を引き立たせた漆黒もおすすめです。
商品サイト:天賦之兜(鈴甲子雄山)
商品サイト:漆黒(鈴甲子雄山)
アンティークな木調のデザイン
インテリアや壁・床がウッディ調など、ナチュラル系のお部屋をイメージして作られた、アンティークなデザインの兜飾りです。鈴甲子雄山では、牛革を用いたArumadoraシリーズの兜飾りがあります。
商品サイト:Armadura(鈴甲子雄山)
兜飾りの選び方ガイド
兜飾りを初めて選ぶ方の中には、「どうやって選べばいいのだろう?」と悩む方もいるのではないでしょうか。本項目では、これから兜飾りを購入される方向けに、おすすめの選び方について紹介します。
- サイズと飾る場所の関係性
- 好みのデザイン
- 「ちゃんとした」兜の見分け方
- 価格で決める
サイズと飾る場所の関係性
「兜飾りを購入したけど、大きすぎてお部屋に入らないかも……」
このような失敗を防ぐためにも、購入前には事前に家のどこに飾るのかを決めて、そのスペースに設置できるかどうかをチェックしておきましょう。兜飾りをお迎えする際には、自宅の設置したいスペースのサイズを図っておき、設置できるサイズの兜飾りを選ぶと安心です。
好みのデザイン
五月人形選びに悩んだ時は、好みのデザインで選ぶ方法もおすすめです。近年では、ライフスタイルの変化に伴い、クラシックな作品、モダンな作品、クールなかっこよさがあるもの、可愛いらしいものなど、デザインも多様化しています。
鈴甲子の作品はシリーズによってデザインコンセプトを切り分けているので、デザインのイメージを作りたい方はお店へ訪れる前に、カタログをご覧ください。
関連記事:【2024年版】五月人形のおすすめを種類別(カテゴリ別)にご紹介
「ちゃんとした」兜の見分け方
兜飾りは商品によって、素材に真鍮、アルミ、木製などの素材を使用しています。
高品質の兜を購入したい場合は、良質な素材が使用されているものを選びましょう。鉄や真鍮を用いて鍬形や鉢を製作しているものは、他のものに比べて加工が困難でより精緻な技術が必要とされることが多いです。
「良質な素材を使用した兜飾りを求めているけど、どれを選べばいいのかわからない……」と言う場合であれば、お近くの人形専門店で相談する方法がおすすめです。専門家に相談すれば、作品ごとの違いや、用いられている素材についても詳しい説明を受けられます。
下記のボタンに人形販売店の一覧を掲載しているので、そちらからご確認ください。
価格で決める
「義両親からお祝いをいただいたので、予算の中から兜飾りをお迎えしたい」
このように、すでに五月人形の予算が決まっているのであれば、価格から選ぶのもひとつの手です。あくまでも参考程度にしていただきたいのですが、兜飾りの相場は、一般的に100,000~200,000円です。弓太刀をつけるのか、それとも兜のみを置くのかなどで値段に幅が出てしまうため、好みのセッティングを吟味してみてください。
また、ケース飾りや兜のみなど、シンプルなセッティングで小さめの兜や、マシンメイドなどより簡略化された兜であれば、100,000円以下に価格を抑えることも可能です。
五月人形の価格は、購入先のお店や人形に使われている素材や品質、五月人形の種類(兜飾り、ケース飾りなど)によって値段に違いがあります。予算が決まっている場合は、それらを踏まえた上で予算・希望にピッタリの人形を選びましょう。
五月人形の兜に関するQ&A
鈴甲子雄山では、お客様よりさまざまな質問を頂くことも少なくありません。ここでは、お客様からいただくことの多い質問、回答を紹介します。
・理想の購入時期、飾り始める時期はいつ?
・兜は引き継いでも良い?
・古い兜の処分方法は?
理想の購入時期、飾り始める時期はいつ?
五月人形の購入時期において決まりはありませんが、一般的に春分の日(3月20日前後)~4月中旬位に飾る方が多いと言われています。
ただし、節句の直前に飾ることはお葬式の飾り付けを連想させる「一夜飾り」にあたることから、縁起が悪いと言われています。配膳の右御前と同じようにマナーとして気をつけておくべきポイントです。
五月人形を出す・片付ける時期については「五月人形はいつ出すべき?起源から考える、購入・飾る・片付ける時期」の記事でも詳しく紹介していますので、あわせてご覧ください。
兜は引き継いでも良い?
「父親の兜を、子どもに引き継いでもいいのだろうか?」
このように、ご両親が所有している兜飾りを、息子に引き継ぎたいと考える方は少なくありません。ただ、これは日本古来の考え方からするとNGとなるので注意しましょう。
その理由は、古来の考えに基づくと「人形など何かを宿すものは、一人につき一つ」と考えられているからです。親の兜飾りを子どもへ託してしまうと、ご両親が受けてきた厄を引き継いでしまうと考えられており、古来からの考えには反するものとされています。
そのような理由から、本来であれば親子間・兄弟間でのお下がり、使いまわしといった形は控えた方がよいでしょう。お守りを親子で引き継ぐことをしないのと同義に当たります。
もし、どうしても父親の兜飾りを引き継ぎたいというのであれば、神社やお寺などで一度供養しておくと安心です。その他には、父親から引き継いだものは「父のもの」として飾り、子供の人形と並べて飾るのであれば問題ないでしょう。
古い兜の処分方法は?
古くなった兜は、神社・お寺で人形供養する方法がおすすめです。人形供養とは、大切にしてきた人形・ぬいぐるみなどを供養して処分する方法のこと。
人形供養の場合、祈祷、読経をしたのちに、お焚き上げをして供養・処分を行います。人供養の仕方は、主に以下のとおりです。
- 神社・お寺に供養をお願いする
- 人形供養祭に人形を持ち込む……お寺や神社が年に1回程開催している「人形を供養するお祭り」のこと
兜飾りを供養することで、今までお世話になった人形に感謝の気持ちを伝えられるので、心残りなくお別れできることでしょう。
鈴甲子の所属する「日本人形協会」では、毎年人形感謝祭を開催しています。日本人形協会とは、日本人形類に係る関連産業の健全な発展を図り、伝統工芸産業の振興・国民生活の文化的向上に寄与することを目的として活動している団体のことです。
人形感謝祭の詳細については、人形協会のHPをご覧ください。
参考サイト:日本人形協会
関連記事:五月人形の供養は必要?人形供養をする意味、供養の方法・費用について紹介
鈴甲子の兜飾りの商品一覧
兜飾りをこれからお迎え予定の方の中には、「複数の商品と比較検討したい」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
本項目では、そのような方に向けて鈴甲子雄山の人気商品を紹介させていただきます。人形選びの参考にしていただけると嬉しいです。
- 天賦之兜
- 漆黒
- 戦国武将シリーズ
- Armadura(アルマドラ)シリーズ
- 国宝・重要文化財 模写
- 平安道斎
天賦之兜
天賦之兜シリーズの兜飾りは、白を基調にナチュラルな色合いで仕立てています。吹き返しには、美術織物で知られる龍村織物、立体的な正倉院文様の金具が施されていて、高級感があります。
天賦之兜は、威・金具・兜の色によって種類が異なるので、好みのものを選びましょう。主な種類は、以下のとおりです。
- 麗……天賦之兜の艶消しの中で唯一、金の金具を使用。
- 大和……薄茶色の優しい色合いが美しい兜飾り。
- 群青……黒の艶消し、銀ブロの金具が鈍く光る兜飾り。
- 空……優しい水色、白の色合いが美しい兜飾り。
- 大地……薄茶色の優しい色合いで威し、袱紗に若草色を使用。
- 華……ピンク色の威が綺麗な兜飾り。
- 葵……萌葱色の威が美しい兜飾り。
- 藤……藤色、白の威が綺麗な兜飾り。
洋間・和室を問わず飾りやすいデザインなので、どんなインテリアにもお飾りいただけます。
関連サイト:天賦之兜(鈴甲子雄山)
関連記事:【天賦の兜】群青・大和・麗のセッティングをご紹介
漆黒
漆黒は、黒色の兜に半艶仕上」が施された兜飾りのこと。縹色の忍緒(しのびお)を組み合わせた漆黒シリーズの兜飾りは、クールでスタイリッシュなデザインなのでお部屋のインテリアにもおすすめです。
漆黒シリーズは、戦国武将をモチーフとして作られています。主な種類は、以下のとおりです。
- 伊達政宗公兜
- 真田幸村公兜
- 織田信長公兜
- 徳川家康公兜
漆黒の兜は、戦国時代に装着されていた兜同様に、内側を赤色で仕上げています。赤色には厄除け、魔除けの効果も。「屏風や刀などの小道具も、兜のデザインに合わせたい」という方であれば、屏風と刀がセットになった「漆黒 響セット」がおすすめです。
関連サイト:漆黒(鈴甲子雄山)
戦国武将シリーズ
戦国武将シリーズは、人気の戦国武将をモチーフにして作られた兜飾りです。戦国武将シリーズの種類は、以下のとおりです。
- 真田幸村公兜
- 徳川家康公兜
- 伊達政宗公兜
- 上杉謙信公兜(仕様:牛皮黒小札之兜 (ぎゅうがわくろこざねのかぶと))
- 上杉謙信公兜(仕様:飯綱権現前立兜 (いいずなごんげんまえだてかぶと))
- 本多忠勝公兜
- 直江兼続公兜
- 織田信長公兜
- 一の谷(徳川家康公兜)
- 豊臣秀吉公兜
- 蒲生氏郷(がもううじさとこう)公兜
- 源義経公兜
- 黒田長政公兜
- 真田昌幸公兜
- 片倉小十郎(くかたくらこじゅうろう)公兜
- 松平信一公兜
鈴甲子雄山は、博物館などに所蔵されている兜の特徴を捉えた上で人形制作を行っています。たとえば徳川家康公兜の場合、久能山東照宮博物館所蔵、徳川家康所用と伝えられる伊予札黒糸威胴丸具足を、出来る限り忠実に再現して制作しました。
戦国武将の兜飾りは、好きな武将を選ぶ、またはゆかりの地で活躍した武将や、好みのデザインで選ぶのも素敵です。
関連サイト:戦国武将シリーズ(鈴甲子雄山)
Armadura(アルマドラ)シリーズ
Armadura(アルマドラ)シリーズは、牛革を贅沢に使用して作られた兜飾りです。Armaduraとはスペイン語で甲冑を意味しており、皮革製品で有名なスペインをイメージして制作を行っています。
Armaduraシリーズの兜飾りは、牛革の表面をアンティーク風に手作業で研ぎ出すことで、独特な風合いを表現しました。Armaduraシリーズの兜飾りは、素材によって種類が異なります。主な種類は、以下のとおり。
- 呂武……茶革(半艶黒裏赤仕上げ)
- 紅…… 赤革
- 紫芳……紫革
- 茶丸……茶革(茶革アンティーク仕上げ鎧)
オシャレなデザインの兜飾りなので、鈴甲子雄山のお客様のなかには、お部屋のインテリアとして飾る方もいらっしゃいます。
参考サイト:Armadura(アルマドラ)シリーズ(鈴甲子雄山)
国宝・重要文化財 模写
「国宝・重要文化財 模写シリーズ」は、国宝に指定されている鎧・兜を、鈴甲子雄山が忠実に再現して制作した兜飾りです。主な種類は、以下のとおりです。
- 竹雀之兜(たけすずめのかぶと)…… 春日大社(奈良県)所蔵の国宝・赤絲威鎧(竹虎雀飾)兜を再現した兜飾り。金具廻り・菱縫板・吹返しには、竹に雀の透かし高彫りが施されている。
- 菊一文字之兜(きくいちもんじのかぶと)……春日大社(奈良県)所蔵の国宝・赤絲威鎧(竹虎雀飾)兜を再現。金具廻り・菱縫板・吹返しには、枝菊の透かし高彫りあり。
- 白糸褄取威之兜(しろいとつまどりおどしのかぶと)……櫛引八幡宮(青森県)所蔵の国宝・白絲褄取威鎧兜を再現。金具廻りには鍍銀の覆輪、八双鋲・据文金物には鍍銀桐文金物が施されている。
- 浅葱糸威之兜(あさぎいとおどしのかぶと)……厳島神社(広島県)所蔵の国宝・浅黄綾威鎧兜を再現して制作。兜の吹返しは牡丹地不動明王絵韋包みが施してあります。
- 小桜韋黄返威之兜(こざくらかわきがえしおどしのかぶと)……菅田天神社(山梨県)所蔵の国宝・小桜韋威鎧兜を再現。信玄の時に菅田神社に奉納された兜で、立派な前立てが特徴的です。
- 歌絵金物紫糸沢瀉威之兜(うたえかなものむらさきいとおもだかおどしのかぶと)……春日大社(奈良県)所蔵の重文・歌絵金物の兜を、三分の一の大きさに。金色に輝く前立てが立派です。
- 牡丹金物之兜(ぼたんかなもののかぶと)……春日大社(奈良県)所蔵の重文・牡丹金物之大鎧を四分の一の大きさで制作。細長い前立てが美しいです。
- 暁……黒小札茜糸威・黒小札紺糸威が施された美しい兜飾り。
いずれの兜飾りも、鈴甲子雄山の職人が神社に眠る国宝、重要文化財の甲冑の資料収集、 実地調査を行った上で制作を行いました。
参考サイト:国宝・重要文化財 模写(鈴甲子雄山)
平安道斎
平安道斎は、純金箔押しが施された最高級の兜飾りです。兜の種類は、金具や威の色によって異なります。主な種類は、以下のとおりです。
- 本仕立純金箔押総裏之兜(ほんじたてじゅんきんはくおしそううらのかぶと)……緋糸・赤糸の威を使用した兜があります。
- 岳 (がく)……若草色の袱紗と、金色の前立てが綺麗な兜飾り。
- 北斗……お子様を厄災から守るという願いを込めた兜。
- 蒼龍(そうりゅう )……朱赤の糸で威が施された兜。
- 勝虫の兜……総裏紺糸裾濃威が施された兜。(※勝虫は、勇猛果敢で勝負強い縁起の良い虫のこと)
- 七福神の兜……縁起のいい七福神をモチーフとして作られた兜です。
- 泰斗(たいと)……浅葱威(おもだかおどし)が施された兜です。
- 波千鳥兜(なみちどりかぶと)……萌葱色々威(もえぎいろいろおどし)が施された兜です。
- 白光……プラチナ箔押しが施された兜です。。
- 月光の兜……総裏月総金具(そううらつきそうかなぐ)の兜です。
- 鳳凰(ほうおう)……総裏赤糸威(そううらあかいとおどし)の兜飾り。
- 桃山……総裏紺糸威(そううらこんいとおどし)の兜です。
平安道斎シリーズの兜には、重厚な飾り金具が施されており、一つ一つに願いが込められています。たとえば「勝虫の兜」の場合、「困難に勇敢に立ち向かい、乗り越えられるように」という願いを込められて作られています。
参考サイト:平安道斎(鈴甲子雄山)
まとめ:匠の技術を駆使して作られた「兜飾り」を通じて、家族の絆を深めよう
鈴甲子雄山の兜飾りは、国宝の甲冑を忠実に模した職人達が、ひとつひとつ心を込めて制作しています。いずれの人形も、匠の技術を駆使して作られた逸品揃いです。
鈴甲子雄山では、伝統的なデザインのものから、洋間のインテリアに合うようなオシャレなものまで、さまざまな種類の兜を取り揃えています。
「現物を見て、商品を選びたい」という方であれば、ショールームに足を運んでみるといいでしょう。鈴甲子雄山では、実際に商品を確認した上でお選びいただけるショールームを用意しています。
ショールームは千葉県鎌ヶ谷市にあるので、最寄りに訪れた際には、ぜひお立ち寄りくださいませ。(※ショールームが遠方の場合は、オンラインでのご案内も承っております)
参考サイト:ショールームご来場予約