最近は、五月人形を飾る場所がなくコンパクトなものを求める方がいらっしゃいます。また、生活の変化からインテリアに馴染みやすいものを探すのにお悩みの方もいらっしゃるでしょう。今回は、場所を取らずインテリアに馴染みやすい五月人形の特徴や作家・雄山の作品を紹介します。
コンパクトな五月人形にどんなものがある?
収納飾り
飾り台の中に兜や道具全てを収納可能なものです。それぞれが別々の箱に入っていると保管の際にかさばってしまいますが、収納飾りなら箱ひとつで済み、そのような心配がありません。
ケース飾り
とにかく出し入れが簡単です。ケースに入っていますので人形に埃がかぶることもなく、手入れが簡単です。飾った後でも移動しやすく、飾る場所を選びません。
台座が小さめ
置いた時に場所を取らないよう、立ち姿にする等の工夫で台座が小さめになっています。簡単に収納できるよう、取り外しできるパーツが少なくなっているものもあります。
インテリアに馴染みやすい五月人形の特徴
カラーがパステルなど現代的
昔ながらの重厚感を感じさせる色合いは、男趣味の部屋や古い一軒家の和室にはとても合いそうですが、マンションや洋室には合いづらいですよね。
パステル調の色合いのものであればマンションや洋室にも合いやすいですし、子供部屋にあってもとても調和しやすいです。
金銀でギラギラしていない
金銀でギラついたものはインテリアとしてなかなか馴染みません。金銀でギラついたものが部屋の中や玄関にあると、それだけが目立ちすぎて浮いてしまうことになります。
あまりギラギラしていないものがインテリアには馴染みやすいです。いかにも五月人形というデザインは安定して人気がありますが、最近ではシンプルなものも好まれています。
サイズはコンパクト
昔は大きければ大きいほど良いと感じる人が多くいましたが、インテリアに馴染みやすいかというと真逆になってしまいます。サイズがコンパクトであることにより、どんな部屋にもマッチしやすくなります。
玄関やリビングなどどんな場所にも調和した形で飾ることが可能です。鈴甲子の場合には、サイズが選べるように模写も実寸の6分の1サイズまで制作しています。
人形の顔が今時っぽい
せっかくシンプルなものを選び、サイズもコンパクトなものを選んでも人形の顔が昔ながらのものだと、やはりそれに目が行ってしまいます。顔の色も重要で真っ白な顔をしているとどうしても目立ちすぎてしまいます。
色合いも含めて今どきの顔をした人形であれば、それほど主張せず、気にならず、目に入っても自然な感じで受け入れられ、インテリアに馴染みます。
時代の変遷に合わせ、雄山はおぼこというキャラクターのものも多く制作しています。以前に展示会でハーレーに乗ったおぼこちゃんが、ハーレー好きの間で話題になったこともありました。広く愛されており、ありがたい限りです。
最近では一年中飾る人も
実は五月人形には、明確な飾る時期やしまう時期というものがありません。なんとなく言われている時期はあるものの、ご家庭の事情は様々です。最近では、1年中飾ったままというご家庭も増えているようです。
長く飾る上で、場所や部屋の見栄えを気にかけたい場合には、コンパクトさやデザインから五月人形を選ぶのも選択肢でしょう。