まるで画廊? 鈴甲子雄山のイラストレーション

鈴甲子雄山には、インターネット上やカタログで作品を選ぶのではなく、現物を見たいと言う声が多く寄せられています。

そのため、現物を見ながらお選びいただけるように、五月人形を選ぶ方が多い3月と4月には弊社のショールームで作品を展示しています。

現物だけでなくイラストレーションをベースに商品開発が進められているため、節句の枠を超え、自由な発想で描いた絵も並んでいます。

まるで画廊のような空間で、美術館や博物館のようにゆっくりお過ごしいただける仕掛けを施しました。楽しみながら、少しでも弊社商品や制作風景を感じていただけたら幸いです。

それでは、ショールームにはどのような絵が飾られているか一部を見ていきましょう。ぜひ、そのほかの絵もショールームでご覧ください。

目次

 おぼこ丸人形

女性スタッフを中心に「丸」をテーマに製作された、壹三のお人形です。テーマは、丸く円満なる人生を願うという意味を込めたもの。おぼこ丸人形は、キューピー人形をオマージュした、雄山のマスコットキャラクター的な存在です。

自由な発想を大切にしたいという思いが強く反映されている作品の1つが、「おぼこ丸人形 三色団子威」。額縁から飛び出し、自由に羽ばたく作品です。

※弊社の五月人形「おぼこ丸人形 三色団子威」をディスプレイ用にアレンジしているイラストレーションです。

三英傑シリーズ

一風変わって、歴史図鑑などに出てきそうなテイストのイラストレーションです。10号の櫃飾りの鎧を芯木に固定させ、立ちポーズに仕立てた、迫力ある作品です。

ショールームのイラストの隣には、基本的に現物が並んでいます。五月人形として飾る作品とイラストレーションと、見比べてみても面白いのではないでしょうか。

※三英傑は昨年度の数量限定商品です。

画像は雄山作の「三英傑」シリーズ。

アルマドラ

三英傑シリーズに近しいテイストで書かれたアルマドラ。スペイン語で鎧を意味する言葉である通り、和室だけでなく洋室にも合うように作られた洋風の甲冑シリーズです。アンチモニー製で艶を抑えた筋兜に、塗装した牛革の小札を組み合わせました。鍬形台には唐草模様をデザインしました。

同様に、イラストレーションの隣には五月人形・アルマドラもあります。

画像は雄山作の「アルマドラ」。

 大江戸空ノ泰木

一風変わったイラストもいくつかあります。その1つが「大江戸空ノ泰木」。江戸時代の浮世絵に、東京スカイツリーのようなものが描かれていると話題になった、歌川国芳 作「東都三ツ股の図」に着想を得て描きました。

歌川国芳は、「武者絵の国芳」「奇想の絵師」など、呼び声の高い人物です。

OBOKOMARU COFFEE

続いて、「  OBOKOMARU COFFEE」。このイラストを見ると、ほっと一息つきたくなりませんか? 

おぼこ丸人形をコーヒーショップのロゴマーク風にデザインしました。

新作のイラストも続々

鈴甲子雄山では、古典的なイラストだけでなく、節句の枠を超えた自由な発想で描いています。その一端が少しでも伝わりましたでしょうか。

日々の思いを絵という形へ昇華することで、よりよい作品づくりにつながっていくと考えています。伝統と革新、2つの色を持つ鈴甲子雄山をショールームでお見せできれば幸いです。

最後に1つ、来年度の新作の絵を一枚だけお見せします。お楽しみに……。

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