品名:聖徳太子鎧・兜
号数:五分之一
仕様:法隆寺伝来 沢瀉威(ほうりゅうじでんらい おもだかおどし)
明治の初年、法隆寺から多くの美術品が皇室に献上され、これを法隆寺献納物と呼ばれています。
この中に伝聖徳太子玩具鎧という、わずか14.5センチの大鍬形式の甲冑がありました。
かなり小型であるにもかかわらず、これ以上入念にはできないと思われるほど精緻で、大鎧としての初期的手法がじつに巧みに表現されています。 この鎧の示す特徴は、紅の地に白・萌葱・紫・紺の色で表された沢瀉威が美しく、金具廻り及び弦走革には、六花繋ぎに矢筈の丸が連接しその空間に三四蝶で埋められている古風な模様が施されています。 また、草摺及び袖の裾板に金物の菊座、兜は木彫彩色の厳星兜です。 鈴甲子雄山は、これらの特徴を捉え、「沢瀉威鎧 兜・大袖付(雛形)」を五分の一のスケールで、できるだけ忠実に再現しました。
沢瀉威鎧 兜・大袖付(雛形)(おもだかおどしよろいかぶと・おおそでつき(ひながた))
この鎧は、法隆寺の伝来で、天保13年(1842)に刊行された『法隆寺宝物図絵』に「御鎧 皇太子御幼稚ノ時御手遊」と記されてあり、古くは聖徳太子の玩具として伝えられていたことが知られる。
品名 | 幅 | 奥行 | 高さ |
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聖徳太子鎧 1/5 | 29cm | 24cm | 54cm |
聖徳太子鎧兜 1/5 | 24cm | 21cm | 35cm |