男の子の「初節句」では何をすればいい?おすすめの時期、準備するもの、行うことについて詳しく解説します

「男の子が産まれたので『初節句』のお祝いをしたいけど、何をすればいいのかわからない……」

鈴甲子雄山のお客様の中には、お子さまの「初節句」を迎えるにあたって、お祝いの時期や準備するもの、お祝いの仕方について悩んでいる方もいらっしゃいます。

初めて赤ちゃんをお迎えしたご家庭の場合、「どのようにお祝いしたらわからない」と、お祝いの仕方に迷うこともあるでしょう。そこで本記事では、そのような悩みを抱えている方向けに、初節句の意味、適した時期、事前に準備するものや、行事で行うことについて紹介します。

これからお子様の「初節句」をお祝いするという方は、参考にして頂けると嬉しいです。

目次

男の子の「初節句」とは

ここでは、家に生まれた男の子の成長・誕生をお祝いする「初節句」の意味を踏まえた上で、お祝いに適した時期について紹介します。

  • 初節句の意味
  • 「男の子の初節句」はいつ?初節句の時期

初節句の意味

初節句とは、赤ちゃんが生まれてから初めて迎える節句のことです。初節句では、お子さまの誕生を喜ぶとともに、成長と健康を願います。

一般的なご家庭では、男の子の初節句に五月人形などの「節句飾り」や、柏餅、ちまきなどお祝いに適した食べ物を用意して、子どもの誕生と健やかな成長をお祝いするケースが多いようです。

「男の子の初節句」はいつ?初節句の時期

初節句には、お食い初めやお宮参りのように「生後〇日後に行う」というルール・決まりはありません。

一般的には男の子が誕生してから、はじめて迎えることとなる端午の節句(5月5日)にお祝いします。ただし、「4月生まれの男の子」など、産まれて間もないうちに初節句を迎える場合は、お祝いを来年に延期する方もいらっしゃいます。

なお地域によっては、独自の風習を持っていたりしますので、初節句のお祝いをする際には、地域の人や祖父母に相談しながら「初節句のタイミング」を決めるのが望ましいと言えるでしょう。

男の子の「初節句」で用意・準備すること

初節句は一生に一度の大切な行事だからこそ、後悔のないように用意・準備しておきたいものですよね。ただ、お子さまの初節句を迎える方の中には、「何を用意すればいいのかわからない……」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか?

本項目では、そのような悩みを抱えている方に向けて、「男の子の初節句で用意・準備すること」について紹介します。

  • 節句飾りを用意する
  • ちまきや柏餅を食べる
  • 菖蒲を飾る
  • 親戚や祖父母を招待して、食事会を開く

節句飾りを用意する

日本では家に男の子が生まれると、「子どもの成長を守る」などの願いを込めて、節句行事の際に五月人形、鯉のぼりなどの「節句飾り」を飾る風習があります。五月人形とは、鎧、兜を身に纏った人形のこと。日本では古くから、五月人形を「端午の節句」に飾ることで、子どもの代わりに厄を引き受けて災いから守るという言い伝えられてきました。

鯉のぼりとは、その家に生まれた男の子の成長を願って、家庭の庭先に飾る「鯉の形に模して作られたのぼり」のことです。五月人形が屋内に飾る「内飾り」であるのに対し、鯉のぼりは屋外に飾ることから「外飾り」と呼ばれています。ただし、近年は集合住宅が増えたことなどから、鯉のぼりも五月人形の横に添える飾り方は増えてきています。

五月人形、鯉のぼりは、それぞれ「子どもへの願い」に違いがあるので注意しましょう。五月人形、鯉のぼりに込められた意味は、それぞれ以下のとおりとなります。

  • 五月人形(内飾り)……健やかな成長と健康、災いから身を守る
  • 鯉のぼり(外飾り)……健やかな成長、立身出世(社会的によい地位につく)

いずれの節句飾りにも「子どもの健やかな成長を守る」という意味がありますが、五月人形には「災いから身を守る」という厄除け要素があるのに対し、鯉のぼりには「立身出世」などの願いが込められています。

初節句のお祝いをする時は、子どもへの願いに合わせて「節句飾り」を選び、端午の節句に間に合うように準備しておきましょう。

節句飾りの「五月人形」を飾る時期はいつ?

「五月人形」を飾る時期は、一般的に春分の日(3月20日前後)~4月中旬くらいが良いとされています。また、部屋に「五月人形」を飾っておく時期は、一般的に「4月中旬~5月中旬頃」までとされているので、人形を片付ける時は注意しましょう。

男の子の節句飾りである「五月人形」の購入時期、飾る時期については「五月人形はいつ出すべき?起源から考える、購入・飾る・片付ける時期」で詳しく紹介していますので、こちらもご覧くださいませ。

節句飾りの「鯉のぼり」を飾る時期はいつ?

鯉のぼりには特別なしきたり・ルールが定められていないため、「いつまでに飾らなければいけない」という決まりはありません。ただ、 一般的には五月人形と同様に、一般的に春分の日(3月20日前後)~4月中旬くらいが良いとされています。

ちまきや柏餅を食べる

日本では古来より、端午の節句に「ちまき」、「柏餅」を食べる風習があります。

柏の木は、新芽が吹く頃に落葉する特徴があることから、新芽を子ども、古い葉を親に見立てた上で、「後継ぎができるまで、葉を落とさない」という意味で、古くから縁起の良い木であると言い伝えられてきました。そのような理由から、「柏の葉」で巻いた柏餅は、縁起のいい食べ物とされています。

ちまきは中国では「難を避ける厄払いの力がある」と言い伝えられており、柏餅と同様に「縁起の良い食べ物」のひとつ。初節句では、縁起の良い食べ物である柏餅、ちまきを食べて、男の子の健やかな成長をお祝いしましょう。

菖蒲を飾る

日本では古くから、解毒作用のある「菖蒲」は悪鬼を払うと言い伝えられており、「子どもの厄を祓う」という意味で、端午の節句に飾る風習があります。菖蒲の飾り方に特別なルール・決まりはありませんが、家の屋根や軒先に「菖蒲」をかけて飾るご家庭が多いようです。

お客様の中には、菖蒲の葉を「武士の刀」に見立てた上で、「勇敢な子に育って欲しい」「子どもの出世」などの願いをかけて初節句に「菖蒲」を飾る方もいらっしゃいます。

参考記事:端午の節句と五月人形(一般社団法人 日本人形協会)

親戚や祖父母を招待して、食事会を開く

ご家庭によっては、初節句の際に赤ちゃんのお披露目を踏まえた上で、両家の祖父母、親戚を集めて「食事会」を開くケースもあるようです。初節句の食事会とは、祖父母や親戚などを交えて、お子様の誕生・成長をお祝いするイベントのこと。

なお、初節句については特別なしきたり・ルールが定められている訳ではないので、必ずしも「食事会」を開く必要はありません。ただこれからすくすく育っていく子どもを景気よくお祝いする「食事会」は、家族が増えた喜びを分かち合う記念にもなる場ですので、企画をしてみても良いかもしれません。

また、住む地域によっては初節句の際に「親族・祖父母を交えて、盛大にお祝いをする」という風習が残っているケースもあるので、お祝いの時には念のため、家族内で相談してみるのが良さそうです。

初節句のお祝いには、職人が丁寧に制作した「五月人形」がおすすめ

初節句は、その家に生まれた男の子の成長、健康などの願いを込めてお祝いする行事です。

大事な行事だからこそ、部屋に飾る「五月人形」には良質なものを選びたいものですよね。良質な五月人形を選ぶなら、職人がひとつひとつ手作業で丁寧に人形を作成している「節句人形の専門店」で購入すると良いでしょう。節句専門店の五月人形は、職人が手間をかけてひとつひとつ丁寧に作られたものが多く、良質な五月人形が多くなります。

鈴甲子雄山のお客様の中には、「初節句で食事会をするため、祖父母や親戚に褒められるような『素敵な五月人形』を求めている」という方もいらっしゃいます。立派な五月人形であれば、「初節句の食事会」といったお祝いの席も華やかになり、食事会に見えた祖父母、親戚からも良い評判を頂けることでしょう。

五月人形を購入するお店を選ぶポイントについては、「五月人形はどこで買うのがおすすめ?五月人形を購入できるお店の種類、選び方のポイントについてまとめました」で詳しく紹介していますので、あわせてご覧くださいませ。

まとめ

男の子の「初節句」で用意・準備することは、主に以下のとおりです。

  • 節句飾りを用意する
  • ちまきや柏餅を食べる
  • 菖蒲を飾る
  • 親戚や祖父母を招待して、食事会を開く

「初節句」のお祝い方法に特別なルールはないものの、地域によってしきたりや風習がある可能性があるので、お祝いをする時は祖父母、地域の人へ事前に相談しておくことをおすすめします。男の子の初節句をお祝いする時は、行事をスムーズに行うためにも、事前に必要なものを準備しておきましょう。

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