五月人形を「兄弟で共有する」のは問題ない?一人に一つと言われる理由とおすすめの「五月人形の飾り方」を紹介

鈴甲子雄山では、お客様より「兄弟共有で五月人形を共有するのは、しきたりとして問題ないでしょうか?」とお問合せをいただくことがあります。

そもそも五月人形の飾り方については、特別なしきたり・決まりはないので、「兄弟共有」で飾って頂いても問題ございません。ただ端午の節句(5月5日)に飾る節句飾りは、「わが子が、健やかに成長しますように」といったご家族の祈り・願いを込めて飾る「節句飾り」となるので、一般的には兄弟で共有するのではなく、2人目以降の子どもにも「1人1体ずつ」用意する方も多いようです。

本記事では、五月人形が「1人につき1体用意する」方が多い理由、兄弟共有でも問題ないケースを踏まえた上で、五月人形を「兄弟共有」で飾りたい場合の方法について、具体的に紹介します。

目次

五月人形の「兄弟共有」は問題ない?

ここでは、五月人形が「1人につき1体用意」する家庭が多い理由を紹介するとともに、兄弟で一つとしても問題ないケースについても紹介します。

  • 「1人に1体用意」する家庭が多い理由
  • イベント行事として楽しむのであれば、兄弟共有でも問題ない

「1人に1体用意する」のが理想といわれる理由

五月人形が「お子さま1人につき、1体ずつ」飾る方が多い理由は、子どもの「災厄を引き受ける」という意味を込めて飾る人形が身代わりになれるのは一人につき一体という、日本古来の考えに基づいているからです。

そもそも日本では、古くから端午の節句に「五月人形」を部屋に飾ることで、「子どもの厄を身代わりで引き受ける(子どもを厄から守る)」と言い伝えられてきました。五月人形には子どもの「身代わり」という意味があるため、子ども2人に対して1体の身代わりでは心細くなってしまいますよね。そのような理由から、兄弟間における「五月人形の共有」は控えて、兄弟1人につき「1体ずつ」用意するのが望ましいと言い伝えられてきています。

イベントとして楽しむのであれば、兄弟共有でも問題ない

近年では古くからのしきたり、伝統にこだわらず「端午の節句」をイベントとして楽しむご家族の方も増えています。このように、五月人形に「身代わり」としての願いを込めるのではなく、イベント性・季節性を重視して飾る場合は、五月人形を兄弟で共有しても問題ないと我々は考えています。

五月人形を「兄弟共有」で飾る場合

兄弟で「五月人形」を共有して飾りたい場合、主に以下の「2つの方法」があります。本項目では、兄弟共有で「五月人形」を飾る方法について紹介します。

・兄弟別の「名前旗・名前札」を用意する
・五月人形の隣に「つるし飾り」を飾る

兄弟別の「名前旗・名前札」を用意する

「二人目用の設置スペース」を用意できないなど、兄弟の五月人形を1人1つ準備できない場合は、「名前旗・名前札」で代用するのもひとつの手です。

  • 名前旗……子どもの名前が書かれた旗タイプの「脇飾り」のこと。
  • 名前札……子どもの名前が書かれた札の「脇飾り」こと。

名前旗・名前札については、「五月人形の名前旗・名前札とは?名前旗・名前札を飾る理由や、飾り方について紹介」で詳しく紹介していますので、こちらもあわせてご覧くださいませ。

参考記事:五月人形名前札・兜鎧の横に置く立札の特徴(人形・結納「陣屋」)

五月人形の隣に「つるし飾り」を飾る

「五月人形を2つ飾れるスペースがない」「予算的に2つ購入するのは難しい」という場合は、2人目以降のご兄弟に「つるし飾り」や「鯉飾り」といったオプションアイテムを「五月人形」の代わりに飾るといいでしょう。

「つるし飾り」や「鯉飾り」も、一般的に五月人形の隣に飾る「脇飾り」として使用されますが、2人目以降のお子さんの「五月人形」の代用として飾る方もいらっしゃいます。

兄弟の「五月人形」を飾るのであれば「コンパクトな人形」を選ぶのがおすすめ

二人目以降の五月人形を「長男用」のものとならべて飾る場合、一人目の時よりも設置スペースが必要になります。兄弟分の五月人形を飾る「設置スペース」が十分に取れない場合は、コンパクトなサイズの五月人形を選びましょう。「コンパクトなサイズ」の五月人形には、主に以下の種類があります。

  • 兜飾り……武士が、戦の際に使用する「頭部の装具」をモチーフとして作られた五月人形のこと。
  • 収納飾り……収納ケースを、そのまま「飾り台」として用いることが可能なタイプ。
  • 大将飾り……鎧兜を身に纏った、人形タイプの五月人形。

鎧飾りの略式として作られた「兜飾り」、飾り台と収納ケースがセットになった「収納飾り」、人形タイプの「大将飾り」はコンパクトサイズのものが多いので、省スペースのお部屋や「二人目以降」の五月人形におすすめです。

まとめ

兄弟で「五月人形」を共有する方法は、主に以下のとおりです。

・兄弟別に「名前旗・名前札」を用意する
・五月人形の隣に「つるし飾り」を飾る

下の子の五月人形は脇飾りでもある「名前旗・名前札」、「つるし飾り」に代用する方も多くいらっしゃいますが、本来の五月人形を飾る意味(※子どもの厄を祓う)からすると、できれば「1人に1つずつ」本体としての兜・鎧・人形飾りを準備するのが望ましいと言えるでしょう。

もし兄弟分の五月人形を用意したいものの「設置スペースが足りない」「予算が足りない」という場合は、コンパクトなサイズの人形を選ぶのがおすすめです。

コンパクトサイズの「五月人形」は、価格も「大きめサイズ」のものより比較的リーズナブルな上に、「兄弟分の五月人形を飾る設置スペースを、確保しやすい」などのメリットがあります。端午の節句に兄弟の「五月人形」を用意して、イベントをご家族で楽しみましょう。

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